【実体験から語る】こんな留学の目標の立て方はNGです(目標設定方法の話)
これから留学する方、今まさに留学中の方に書いた記事です。
「これから留学するけど、良い留学生活を送るため、どんな目標を掲げればいいの?」
「留学中は、その目標をどう意識すればいいの?」
「留学から帰国後は、どんな変化を感じられるの?」
このあたりをお話しします。
1. 留学の目標に正解はないが、高すぎる目標にするのはやめよう
まず留学の目標には正解はないと考えています。
なぜなら人それぞれで留学の目的(ゴール)が違うからです。
当時の僕の周りでは、以下の目的を持った友人たちがいました。
友人A:英語力を上げたい
友人B:留学先の文化に触れたい
友人C:留学先で友達、人脈を広げたい
友人D:留学をすることで性格を変えたい
当然、目的が違えば、目標も異なりますよね。
とはいえ、良い留学生活を送るためには、何かしらの目標設定ルールはあるはずと
思う方もいると思います。
僕の経験上、またメンタリストDaiGoさんも話していましたが、
「あまりに高い目標を立てないこと」だと思います。
例えば、これは僕の苦い失敗談ですが、
1年のアメリカ留学に行く前に、こんな目的&目標を掲げていました。
・英語が出来るようになるために、外国人相手に積極的にコミュニケーシ
ョンをする。
・内向的な性格を変えるために、外国人相手に積極的にコミュニケーショ
ンをする。
・就職したい分野の知見、人脈を広げるために、積極的に授業で発言をする。
ちなみに留学前の自分は、こんな感じです。
・授業で積極的に発言するタイプではなく、傾聴タイプ
・内向的な性格
・海外経験0のため、英語力というよりも英語に慣れる必要
冷静になればわかりますが、
1年で性格や能力を大きく変えるのは難しい話です。
留学当初は、これまでの自分の性格や行動と大きく異なった目標を立ててしまったせい
で、自分に対しての苦しみが大きかったです。これでは本末転倒です。
この経験から、
留学の目標に正解はありませんが、自分の性格や行動と大きく違う目標を立てるのはや
めましょう。
2. 留学の目標ばかりにしばられたら、留学がつまらなくなる話
ここからは留学中の話です。
留学前に立てた目標にしばられすぎたら、留学生活が苦しくなり、つまらなくなりま
す。目標を修正し、いったん忘れることも大事です。
なぜなら、日々の留学生活の中で、調子のいい日・悪い日がありますし、生活を送る中
で、新しい発見があったり、目標が高すぎることに気づくこともあるからです。
例えば僕の場合、以下が留学に行く前の目標です。
・英語が出来るようになるために、外国人相手に積極的にコミュニケーシ
ョンをする。
・内向的な性格を変えるために、外国人相手に積極的にコミュニケーショ
ンをする。
・就職したい分野の知見、人脈を広げるために、積極的に授業で発言をする。
留学生活が始まった最初の数か月は、上記を意識し、行動をとってみました。
慣れないパーティに行ったり、色んな国の人とご飯を食べたり、授業で発言をするなど
です。
上記の行動は良いことだと思いますが、何か空回りしていることに気づきました。
なぜなら冒頭にも書きましたが、
「目標が高すぎる⇒行動⇒達成といえるレベルが遠い⇒焦る⇒行動⇒焦る⇒結論、気軽
に話せる友達ができず孤独⇒行動が取れなくなっていく」の繰り返しだったからです。
たとえるなら、「今年中に必ず彼女を作る」と言って、血眼に恋人作りに励む感じでし
た。当然、彼女は出来ませんよね(笑)
僕はここで、目標を以下に変えました。
・英語が出来るようになるために、まずは文化の近いアジア出身の人と
徐々にコミュニケーションをとり、英語を話す機会を作ろう。
・ 内向的な性格改善は一旦おいておいて、新しい人に声をかける癖を
作ろう。
・就職したい分野の知見、人脈を広げられたらラッキーぐらいの感覚で、
授業に臨もう。そして1日1回発言出来たらよしとしよう。
上記の通り、目標が現実的になりました。
そして目標は一旦忘れて、日々の行動、「今」に集中することにしました。
この結果、目標がぶれたり、気持ちがゆらぐこともありましたが、国籍問わず、徐々に
友達は出来てきて、良い留学生活だと思えるまでに
いたりました。
3. 帰国後の未来はこうなった
それでは帰国後の未来は、どうなったのか。
冒頭の自分の周りの人たちで見てみましょう。
友人B:留学先の文化に触れたい⇒大学の国際交流センターの一員として、体験のシェア
友人C:留学先で友達、人脈を広げたい⇒留学先でインターン後、帰国
友人D:留学をすることで性格を変えたい⇒新しい自分を発見
ぼくの場合は、こんな変化がありました。
・英語力を上げたい⇒TOEIC点数アップ(980)、英語を話すことに慣れる
・新しく出会った人に声かけ⇒抵抗なくなりつつある
・授業での発言⇒抵抗なくなりつつある
劇的な変化はぶっちゃけありませんが、前に進んでいる感覚を持てました。
ですので成長することが出来たと感じています。
まとめますと、目標設定に正解はなく、自分がなりたい姿を描くことが大事ですね。
ただ、高すぎる目標設定は自分を苦しめる、目標に縛られていてはつまらなくなること
を頭に入れておくことが大切です。